油面調整

H23/5/21

オイル交換してからエンジンかけるも、ボコボコいったり、突然普通に加速したり、気色悪い乗り心地。なぜいきなりこんな状態になったのだろうか?ガス欠になるまえの症状に似ているので、ガスが薄いのか?

実油面-8mmは良くないのか????

 

 

ガソリンオーバーフロー事件前後で変更したところは、キャブのフロートバルブとフロートバルブシートのみ。だから、問題の症状がでるとすれば、ココが原因のはずなんだが・・・。今回の実油面の測定方法はガラス瓶を使って厳密に行ったので、前回ペットボトルで行ったやりかたと実際の油面に変化がでてしまったということか。現象から考えて、これまでは実油面は-8mmとしていたが、実際にはもっと高くて、今回-8mmに正確にあわせたのが実は低い状態だったのかも。

そこで、試しに今回は-6mmにしてみることにした。

100円ショップで、サイズがドンピシャのいいやつがあったので、非常に測定しやすくなった。

 

 

 

アストロプロダクツで、サブタンクを購入した。バルブがついていてとても使いやすい。こういう作業環境が整うと、スピードや正確さが増す。今回、ガソリンを漏らす、ということが殆どなかった。これは良い。

コックの下に、フィルターをつけておく。このフィルター、青い羽らしきものがついていて、ガソリンが流れたらくるくる回るのかなと楽しみにしていたが、単なるお飾りだった。デイトナ、恐るべし。

 

 

フロート支柱修理

右側のキャブ、この部分を耐衝撃の瞬間接着剤でつけていたが、ぐらぐらしていた。やはりどのように接着してもうまくいかない。

そこで、今回は一工夫。柱の部分に骨を圧入して本体とドッキングさせようと。

本体に1.2mmの穴を開ける。本体のこの部分、あまり穴を深く開けすぎるとガソリン流路に到達してしまうので慎重に・・・。

Φ1.2mmのピアノ線を短く切り取り、骨材としてつかう。1.2mmのドリルで柱と本体の両方に穴を開け、ピアノ線を入れ込む。寸法が同じだが、軽く圧入する感じに収まる。更に耐衝撃瞬間接着剤を塗布してドッキングさせた。ハンマーでコンコンと一体化させたら、良い感じ。モーメントにも耐えられる。

ピアノ線は本当は2本埋め込みたかったが、素人作業ゆえ、本体の穴と微妙にあわず、1本のみの埋め込みとした。

 

 

ポイント調整 ~W3では今更ながら初経験~

さて、こうしてキャブを車体に取り付け、サブタンクからガソリンを入れると、左側のキャブにガスが行っていない。再度キャブを外してフロートバルブを確認すると、どうも動きが悪い。新品なのでなじみが出ていないのかな?とりあえず、フロートバルブを取り外して、上下に何回も動かし、動作が渋くない状態までなじみを持たせて終了。

 

そして車体に取り付け、エンジンがしっかり回るので、タンクとシートを取り付け走り出そうと思ったら、やはり同じ症状。全く改善されていない。がっかり。油面は関係なかったということか。

 

う~ん。他どこもいじってないんだけど。

 

考えても仕方がない。エンジンは良い圧縮、良い混合気、良い火花の三点セットで動くのだから、つぎは火花かな。

これまで順調に走れたので、問題ないと思いつつ、だめもとで点火タイミングの状態を確認することに。ポイントカバーを外し、ギャップを確認すると、本来0.4~0.5mmであるべきところ、0.2mm程度しかない。これではギャップが小さすぎ。更に、点火タイミングもずれている。タイミングホールから合いマークが見えない位置あたりで点火している。これではダメだ。そこで、ギャップを調整しかつタイミングをドンピシャに合わせた。

 

そして試走。最初はボコボコいっていたが、程なく普通に走れるようになった。やった~。しかもはじけるようなサウンドにキレがある!ポイント調整を適度にやらないといけないとうことか。また吸気音がすごいし、エンジンがヒュルヒュル言ってる。エライ音聞こえてくるなあと思って、走行中ふと下を向くと、エアクリカバーを左右付け間違い!フィンの口が上を向いているので、ここから音が聞こえてくるということだ。本来は、ここは下向きなので・・・。上向きだと雨水やらごみが入って行き易いからダメですね。この音は心地よいけど。

 

さて、今回の顛末により、不調の原因はキャブではなく点火タイミング?キャブオーバーフロー事件前後で、たまたま点火タイミングがずれたということか・・・?でも、この前乗ったのは、奥琵琶湖方面へのプチツーリングだった。湖西道路で嫌なハーレー軍団を追い越したときだ。あの日は普通に帰宅したはずだ。それから、車庫の中でオーバーフロー事件が起きたのだ。静止しているバイクの点火タイミングがずれるというのは、幽霊の仕業以外考えられない。しかし、現実にはそうなっていた。どうなんでしょう。

 

全く分かりません。気持ちよく走れるようになったのはいいけど。

今、低回転域は調子はいまひとつだ。アイドリングも1200rpmを下回ると維持できない。バッテリーがお陀仏されたのだろうか。ひとつひとつ解決していくしかないが、現象が一度にいろいろ現れると困りますな~。

それと、キャブに問題がないのなから、油面を元に戻した方が良いかも。低回転の調子がずれたのは油面も影響している可能性がある。現在の油面でスローを調整したら、油面を戻すと再調整が必要になるかもしれない。もともと-8mmで濃いくらいだったから、-6mmにして余計に濃くなってスローも戻し回転数を上げてやらないといけないセッティングになっている?

 

とりあえずプラグ見て、スロー調整してみて、燃費みてから決めよう。

 

 

 

タンクとの干渉

今回の作業で発覚したのは、この部分の傷入り。タンクをボルトで固定していなかったので、この部分とこすれあってかなり摩滅してしまっている。これはいけません。タンクはやはりボルトで固定しないと踊ってしまうのでずぼらをかましてはダメ。 

 

 

タンクキャップ収集家?!

いつの間にか、W3ガソリンタンクキャップマニアになってしまった。

キーつきは1個(一番右)。真ん中は、キー自体は無いが僕のW3のものと同じキーで施錠可能。一番左は、キーなしのためヤフオクで既に調達手配中。僕はタンク自体は2個しかもってない。キャップは全部でこれらを含め4個。2個は完全に余分だ。

 

タンクは彼バイ色があって、そちらのタンクには今のタンクと同じキーを取り付けたい。そこで、一番状態の良い右のキャップのキーを真ん中のロック機構とコンバーターしようかと。

ロック装置のところに、クリップがついている。ちょうど爪の根っこのあたり。このクリップを取り外せば良い。それにしてもキャップの方は凄い錆だこと。

 

 

ロック装置の取り外し方。

キャップの口ゴムを取り外し、ロック装置のクリップを取り外すと、ごそっと外れる。かなり単純なつくりをしている。