まずは状態確認しつつレストア開始(H21/12/6~)

おおっつ。綺麗になった!

左ビフォー右アフター。ちょっと試しに磨いてみた。ハンドルでもヤフオクでは5000円近くしてしまうのでばかばかしい。さび錆ハンドル磨いて、使うことにしよう。

キャリパー
キャリパー

危惧していたキャリパーであるが、いやはや状態良いのにびっくり。他の部品に比べて経年を感じさせない。Oリングも全部しっかり入っており、弾性も十分。再利用可能だ。ゴムブーツも十分再利用可能。ピストンもそれほど錆びておらず、こりゃ良い物だ。パッドも残り5分くらいあり、前ブレーキは”良品”だった。

ピストン
ピストン

さすがにピストンを外すと泥みたいなおりものが蓄積して、壁面にへばりついているが、固着はしておらず、シール以外は再利用できそう。

パリパリゴム
パリパリゴム

これはいけません。マスターシリンダーのゴムブーツです。パリパリです。取り外そうと思ったら、裂けてバラバラになりました。紫外線で弾性が破壊されています。こうなったら、TL125で実践した、FRBゴム(Fiber reinforced and bonded ゴム)・・・糸で縫いこんで、弾性接着剤で補強されたゴム(私の命名)にはなれません。諦めて取替療法です。

マスターピストン
マスターピストン

2009/12/12

なにやら泥みたいなものが蓄積しています。錆がこびりついていて、サークリップを外すのに難儀しました。一旦作業を中断し、翌週の土曜日に早朝メンテナンスです。朝はやっぱり気力がみなぎっていていいですね。ようやくサークリップが取れました。というか、最後は、実はむしり取った感じです。

マスターピストン
マスターピストン

こんなに沈殿物が。石か?と思いきや、指でつまむと、にゅるっ、とつぶれた。細かい粒子状のものが堆積したもののようだ。見た感じ、泥以外の何物でもない。このピストンは再利用できないので、Z1のD1マスター用に置いていたリペアパーツをこちらに流用することにする。おなじ5/8インチなので使える。

ブレーキレバー取り付けボルト
ブレーキレバー取り付けボルト

最近、ZとWのパーツ比較をして楽しんでいる。Zもどれが純正なのか、純正でもど初期やら中期やら何やらで、クチャクチャなのが神秘的なんですが、今日面白かったのはこれらの部品。ブレーキピボットレバー(W3の呼び方)はZではレバーフィッティングとパーツリストでは記載され、部品番号もW3が43033-001でZが43030-002で異なるが、その違いを写真で。メーカって細かい芸をしていますね。W3がZより少し先輩(とも言い切れないところがありますが)なので、W3の部品番号が僅差で若いものがいろいろあって、パーツリストを見ていたら面白い。でも、こんなことで楽しむ時間があれば仕事しろ!って感じだなあ(笑)。

ブレーキレバー
ブレーキレバー

ついで、ブレーキレバー。部品番号はどちらも同じで、確かに形状は同一なんですが、裏面をみるとちょっとした彫り物がZの方はある。

キャリパピストン
キャリパピストン

そして、キャリパピストン。キャリパ自体がW用はZ用よりも小さいのだが、ピストン径も小さいとは。マスターは同じだから、純粋に制動力が小さいことになる。ピストンシールはZ用が流用できると思っていたが、無理みたい。W3用のゴム部品は一体いくらなのか?高いようなら、シールは状態が良いので再利用するかな~。

TL125お別れ
TL125お別れ

遂にTL125がヤフオク落札者様に引き取られる日がやってきました。こうやって一緒に写るのも最後です。隣の奥さまの視線を気にしながら、朝からパチパチ撮影です。

ボルトの漬け込み
ボルトの漬け込み

錆びたボルト類は、クレラストリムーバーの原液に漬け込み作戦です。しばらく放置していると、気持ちよく錆が取れますが、すでに腐食して痩せたボルトは、逆にみすぼらしくなります。 泡が出ているのは、錆びやユニクロメッキが解けている証拠です。

メーターカバーがサビサビ。これはちょっと後回しになるかな。

メーターステーの状態。インジケーターカバーを外すと、酷いさび。アルミが粉を吹いているわ、全く弾性のなくなったゴムがパリパリしているので取り外そうにもボロボロしてくるわ、これは状態が悪い。雨ざらしになっていたのだろうか。

メーターインジケーターもサビサビ。

白ボケしていて、文字も判別が難しい。このパネルはクレージーズがリプロしているので、そちらを活用しよう。この部品、両面テープで固定されていることを既にウェブで学習済みなので、バリバリと剥がしていく。約40年間の粘着が外れていく。

ヘッドライトを取り外すと、サビサビ。ステーは黒塗りされている。下地が錆びているので再メッキするくらいなら、中古調達のほうがよさそう。フレームも錆びている。

タンクの下側のフレーム。点錆びだらけ。

スイングアームもサビサビ。相当錆びに犯されている。

ステアリングヘッド下側の摩擦式ダンパー部分の部品。これもサビサビ。まっ茶。こうも錆びるか~。

イグニッションコードは本来前側から取り付けられるのだが、後ろ側からとなっている。コードが心なしか短いように感じられる。カットを繰り返したのだろうか。ロッカーケースの固定ステーもオイルパイプもサビサビ。

これはリアフェンダー。メッキが剥がれて錆びている。これを綺麗に研磨しようかと思ったが、途方に暮れる始末。これだけ研磨して再メッキするのは割りにあわないかも。

左スイッチ
左スイッチ

ああ、ゴムの配線カバーが、経年劣化でパリパリに。鋏を入れて切ろうとすれば、パリパリと割れていく感じ。もうゴムではない。中の配線は奇麗だが、被覆がこうも劣化しているとは。ホームセンターで材料仕入れねば。

ヘッドライト内部
ヘッドライト内部

いや~。さびてるね~。汚い。よく見ると、ヘッドライトの反射板もさびていて鉄粉が中でシャリシャリ言って転がっている。こりゃだめだ。光量が足りずに車検落ちるかもしれない。よし、ヤフオクで流用しよう。しかし、W1はポジションがないし、W3はすぐに高値になるし、不人気車を探してみるか。

素人作業?
素人作業?

ヘッドライトの内部配線をみると、なんとも素人仕事。コネクターを使わずに端子同士で半田づけされている。で短絡防止のため、ビニルテープが巻かれていた。こりゃ、私の美学としては許し難い。ヤフオクで別品を手配する決意を固めた。

フロントフォークブーツは傘お化けになっている。触っているうちにどんどん悪化してしまう。