オイルクーラーを取り付けたい!

これは、あるイベントで見たW1SAのオイルクーラーです。ゼファー用を流用したっぽいですね。

もう少し野暮ったいつくりでもいいかと。オイルを下側から排出することのリスクはあまり気にしなくても良いのでしょうか・・・。

時としてオイル流路にエアがかみこんでしまう弊害があるという話を聞きましたので、私のW3ではオイルは上出しにしようかなあと。オイルタンクがここよりも上にあるから、学校で習う物理の法則的にはオイルクーラーの上出し、下出しにかかわらず、オイルクーラーにはオイルが常に満たされると思うのですが、ウィキペディアにはこんなことが書かれています。 ”エア噛み”ということですね、心配なのは。ブレーキホースにも出ますけど、それと同じようなものなんでしょうかね。いや、オイルは撹拌されるのでその結果生じる気泡があつまったものかな。ま、いずれにせよそれが滞留すると、そのうちその気泡が運ばれてどこかで悪さしたりしそうです。でも、ノーマルでもいろいろあります。以前乗っていたCBR400Fは上出し、CB750Fは下出しでしたね~。

 

(出典:ウィキペディア)

純正装着されている空冷式オイルクーラーの場合、一般的にはコアの上側に取入口と排出口を配置し、エンジン停止後もクーラーコア内に一定量のオイルを滞留させる事でオイル経路へのエア噛みを最小限に防ぐ構造を採っている。

以前の記事を、こちらに引っ越ししてきました。構想から1年半が経過しています・・・。

 

H22/11/20

これ、Z1に流用して取り付けたZZR1100のオイルクーラー。Z1でうまいこと行ったので、同様に加工して高値で売ろうか、と思い余分に買ったもの。でも、高々数千円くらいの利ざやだろうから、と思いなおし倉庫に眠っていたシロモノです。こやつをW3に流用してやろうかと。

 

後日、古い二輪車を愛でる会で、大阪の”ドリームメイク”っていうバイク屋さんのオヤジさんと出会い、W用のオイルクーラーキットを販売していると知った。それはゼファーの中古コアを使った製品だ。

 

W1,W3用オイルクーラーの既製品(?)

カワサキ W1SA・W3用 ガード付きオイルクーラーセット
オイルクーラー(中古リペイント)+ステンレスコアガード+ホースジョイント金具 29,400円

オイルクーラー取付用金具セット \11,500

さて、私はZZR用を流用しま~す。既製品?もいいけどね。

 

ホース類を取り外し、オイルを抜くと、泥水のような乳化した液体が。汚な~。パーツクリーナを惜しげもなくぶち込み、内部を洗浄する。

フィンが曲がっているものが多いので修正する。こういうフィン修正の専用工具もあるらしいが、私の今のやりかたは、これ。精密ドライバーのマイナスで一つ一つフィンをならしていきます。

小石とか砂でびっしり。ざくざく取れます。水道水でのフラッシングを併用し、向こう側が見えるくらいには綺麗にして、放熱効果を発揮できるようにします。

オイルクーラーの取付準備工事

H24/5/6

さて、1年半のブランクを経て。

Z1で久しぶりにプチツーリングに行き、オイルクーラーの効果を確認してから、W3にも取り付けたくなった。そういえば、前にオイルクーラーのコアだけは用意してたなあと。

そこで、改めてW3にあてがってみる。若干取付けにてこずるかもしれないが、オイル上出しにしてみよう。

 

寸法関係を測定し、2mmのアルミ板を切り出して折り曲げます。

ステンレスの方がいいんだろうけど。これで亀裂が入ったらその時にまた作り直しましょう。

折り曲げは、手、で。当て金を使って、グイッと力を込めると綺麗に曲がってくれます。何とも素人仕事です。

 

オイルクーラー下側のステーを固定するのはこのボルト。

購入後一度も取り外したことが無いし、ナットは錆びて固着しているため内部は目を覆いたくなるほどの錆が、と思いきや、ユニクロメッキの状態も良く拍子抜け。しかも、荷重を受けておらず軽い力でスッと抜けた。あら?ここは荷重を受けるところじゃないんですね。単なるエンジン位置決めハンガーってことでしょうかね。

 

 

さて、金ノコ、ボール盤、ドリル、ヤスリと格闘すること3時間弱。ようやく仮固定ができました。

どうでしょうか。まあまあの感じじゃないでしょうかね。

フィッティングは下向きにパイプが出ていますので、エンジンの下を通してエンジンからオイルタンクへのリターンホースまで這わせます。リターン側に取り付けるのは、①リターン側のオイルポンプの方が吐出量が大きいから(ドライサンプの肝!)、②オイルクーラーで冷やされたオイルが気温より低くなることは原理的に有り得ず、オイルタンクで更に自然放熱してからエンジンに送り込めるから、の二つの理由によります。

 

SM3での記載        

フィード(オイルタンク→エンジン)側 4.05リットル/分(3075rpm)

リターン(エンジン→オイルタンク)側 5.85リットル/分(3075rpm)

とあります。

 

送る量<戻る量にすることにより、常にオイルタンクにオイルが戻るようにしているということです。

 

さて、実際の取付けはまた後日に。

 

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コメント: 5
  • #1

    姫路の松居 (日曜日, 06 5月 2012 23:57)

    私もオイルクーラー付けようと架台まで作りましたがそこで止まってます
    配管作るのが面倒で...バンジョー外すのが大変でしょ
    でもホース買ってくればすぐ出来るんですけどね

    あまり言いたくないですが、このキットは良く無いですよ
    配管切って繋ぐなんて、言語道断です、ホースも悪いしね
    使ってる人知ってますが、ホースが抜けてオイル吹いたそうです



  • #2

    まつ (月曜日, 07 5月 2012 08:14)

    松居さん、そうなんですか〜。
    確かに、あの水道ホースはいただけませんね。
    リターンホースは、私も継ぎ足し法で行こうかと思ってましたけど、う〜ん、どうしょう?あまり、美しくないのは確かですけどね。ジョイント部の信頼性次第でしょうかね。それと、リターンホースの途中にオーバークール防止のオイルクーラーショートカットラインを三方コックでつけようかなんて考えたりもしてますが。。。

  • #3

    姫路の松居 (月曜日, 07 5月 2012 23:30)

    あのクーラーは下から配管ですよ、私は上から配管で
    WISのオイルホース使ってやろうと思ってます
    私の場合エンジン側のバンジョー外すのが大変なので躊躇してますが
    WISのバンジョーは分解できるのでオイルホースだけ買ってくれば
    ホースの延長は出来ます、私はゼファー400の配管加工して
    上から配管で延長すれば付けれるとこまで行ってるんですけどね

  • #4

    まつ (火曜日, 08 5月 2012 12:29)

    バンジョー外すの面倒ですよね。

    W1Sのバンジョーは分解できるんですか?ホースとバンジョーの繋ぎ目はW3でも確かねじ込み式だったと思うのですが、ホースゴムは口金でカシメられてますよね。W1Sではそこも取り外し可能ということでしょうか?あるいは、カシメを起して取り外す?

  • #5

    まつ (月曜日, 17 9月 2012 00:18)

    私の上のコメントは少し誤解あり。私のW3のオイルホースもバンジョー部分で分解可能。W1Sでそれ以上に分解できるというものではありません。
    聞いた話では、W3までオリジナル状態では分解可能なオイルホースが装着されていて、アフターパーツでは一体モノになったとか。だからどこかの時点でオイルホースが取り換えられた個体のホースは分解できないタイプのモノ、ということになると理解しました。本当なのかどうかはわかりませんが、さもありなん、と思います。