東京出張の帰りは定番の試奏

昨日今日と渋谷で研修。今日は早めに終わったので、新大久保に移動しビンテージサックスのお店に寄り道し、前から吹きたかった奴の試奏をしてきた。

ヤマハのYTS61というテナー。私のマークⅥと同じく1967年製。

それにしては美しい。前から一度は吹きたいとお持っていた機種であり、新大久保のこの店に入荷している情報は入手済だったので今回の出張はいい機会だった。そのため、今回の出張はマイ・マウスピースとリードを持参。このパーツが変わると音が全く変わるから。マークⅥとの音の違いを確認してみる。この個体、お店の人は「手は入れてないけど綺麗な方やね、この機種にしては」と言いながら試奏室に運んでくれたが、私が見る限り、タンポは新品ではないかと思われるくらい状態が良い。ネックコルクは正に新品だったし。

さて、吹いてみた感想は、渋い、乾いている、かすれている、暗い、という印象。私が好きな音が出る。良い楽器だ。若干音が小さいような気がするので、店主に聞いてみたが、「そうは思わんけどね」と。まあ、でもこの音だったらマイクで増幅させないと電子楽器とはとても共演できないだろう。

 

各部のキーの動きも滑らかだし、う~ん、欲しい。もう物欲の塊である。値段は私のマークⅥの1/5くらいの安さだから奮発しようと思えば買えないこともないが、今はフルートの方が欲しいので我慢(笑)。

このお店には、かのマイケルブレッカーが愛用していたマークⅥが展示されている。値札は付いていないけど、300万円くらいの価値があるのかな。

試奏に満足して品川に戻り、のぞみで帰京。ちょっとだけ贅沢な弁当を買い込み、新幹線で一服だ。寝過ごすような、やな予感があったので、寝ずにスマホいじりで過ごし、無事帰宅しました~。