H25.5.25

オイルパンのドレンボルト

オイルパンのドレンボルトからオイルを排出する。

とってもお手軽でベリーグッド。そして、ドレンボルトのマグネットに付着したものは・・・。おっとこれはすごい量のスラッジ。ねっとりとしたものが沢山付着している。マグネットが無かったら、これはどこに行くのだろうか?? そう考えると、このマグネットの存在意義は大きそうだ。

 

マフラー、オイルまみれ

清掃前
清掃前

クラッチケースからのオイル漏れの直撃を受け続けたマフラー。錆のように見えるところの大部分はオイル。これを掃除すると・・・。

 

清掃後
清掃後

一部錆びてはいるものの、オイルをふき取るとそれなりにヤレた良い感じの輝きに。このマフラー、2本1000円で買ったもの。ヤフオクでビフォー状態の写真が掲載されていたことと、右側は凹みがあるため誰も応札しなかったのだ。

 

クラッチケースカバー取り外し

底にたまったスラッジを丁寧にふき取る。

 

一次ドライブチェーンの張り点検。20mmが規定だが、15mmだった。まあ良しとする。そして写真中央部のボルト締め付け状態の確認。ここは緩みやすく、緩んで脱落するとクラッチケースの中で暴れまくり、最悪各部の破損を招くため大変な事態になるので要チェックだ。少しはトルクがかかるかなと思ったが、全く問題なし。実は緩めてワイヤーロックでもしようかと考えたが、敢えて触らない方を選択した。

 

 

オイル漏れがひどかった、下部ドレンボルト付近を特に入念にオイルストーンで面出ししておく。

 

ココは、ドレンボルト。ここ、オイル漏れしやすいところなのだが、ガスケットが何故か端面全面を覆っていない。切り取りミスか。このパッキンは既製品なのだが。仕方がないので、液体ガスケットを端面を覆うように塗布し、空隙が無くなるようにした。

 

サービスマニュアルによると、クラッチケース内のオイルは粘度10番のグレードが指定されている。ここに使うオイルは人により様々で、車用のエンジンオイルを使う人、車用では湿式クラッチが滑るという理由でバイク用の4ストエンジンオイルを使う人、エンジンオイルにATF(オートマミッションオイル)を混ぜる人など、いろいろ。

私は、これまで車用10w40か、10#スピンドル油を交互に使ってきたが、いずれも問題ない。クラッチの滑りを経験したことはない。ただ車庫保管時にクラッチレバーを握った状態にしておかないと、張り付いてしまう。一度、クラッチを分解清掃する必要があるのだろうが、面倒なのでそのままだ。さて今回は前々回と同様、10#スピンドル油を使ってみる。10#だけにサラサラオイルだ。

 

 

粘度の勘違い

5/27 追記

どうも、油粘度のISO基準とSAE基準を混同していたようだ。

ふと気になったので、このオイルの表記VG10という尺度を調べてみたら、これは工業用潤滑油のISO基準であり、自動車用潤滑油のSAE基準とはことなることが判明。粘度換算表を調べたら、VG10はSAEでは5W未満の数値!

 

工業用潤滑油は40℃を基準としたISO粘度分類がなされ、自動車用は100℃を基準としたSAE粘度分類なのだ。よって、このオイルをミッションケースに使うのはNGだと思う。粘度が低すぎる。サービスマニュアルでは10番モービル油ということだから、この10番という粘度はSAE分類だろう。

 

ということは、以前にこのスピンドル油を使っていた時は一次減速ギヤで油膜切れを起こしていたかも??オイルを排出する際に金属粉はあまりなかったように思うけれども。

 

いずれにせよ、今回はまだオイルを入れただけなので、回転させるまえに排出することにしよう。勿体ないけど、こういうことを知った以上、使うわけにはいくまい。ちなみにSAE10番はVG32番相当のようだ。ホームセンターで確か横に並んでいたなあと。

 

またまた失敗してしまいました・・・。

 

ミッションケースカバー取り外し

クラッチケースカバーもそうなのだが、ミッションケースカバーも同じ。何でそんなところにステップがあるのよ!!という位置関係。

ミッションケースカバーを外そうとおもったら、チェンジリンクを取り外す必要があるが、ステップが邪魔なのだ。

ステップは19mmのボルト止めなので、それを緩めてもダメ。今度はマフラーがステップの邪魔をするのだ。だからサイレンサー外して、両エキパイの連結バーを取り外しと、大そう面倒な作業が発生する。これ、ほんまにそうなのかな~?私のやりかたがヘンなのかな~といぶかしく思いつつ、この面倒な作業をやるほかないわけで。

 

カバーは外れた。でもクラッチケーブルが外れな~い!

なんでよ。前はすぐに外れたはずなのに。いろいろ試すが外れないので、アーム単体にしてあれこれやってみる。

 

何か、カエリでもできたかなと、リーマで少し削ってみると、何とか外れた。

 

こうなるまで30分くらい要したか?なんだ、このタイコは?まあ、ええわ外れたから。

 

特に下面の端面を念入りに面出しし、この前の昨年の箱根W1ミーティング前夜祭でゲットしたお土産のガスケットを取り付ける。すると、う~ん、位置決めダボの位置がビミョーに合わない。なんとか合わせようとすると、あ、破れました(汗)。液体ガスケットの出番だ。あまり美しい作業ではないが、上側だしオイルが漏れることは無いだろう。 一応、全面的に液体ガスケットを塗布しておく。こうすれば安心だ。

 

 


シェブロンオイル価格急上昇中

 

さて、エンジンオイルを入れて、各部オイル漏れの点検をしようと思いきや、シェブロン20w-50の買い置きが1本しかなくなっていた。そんなに使ったかな?早速、通販で買おうっと。

 

すると、おっと価格が上昇している。最安値は容量:946ml×12本で4380円になっている。前は3000円台後半だったが。どうも旧在庫分がなくなり価格が急上昇しているらしい。夏本番になるまえに1ダースを購入しておいた。

 


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コメント: 2
  • #1

    姫路の松居 (日曜日, 26 5月 2013 21:51)

    いろいろやってますね、オイル漏れ治ると良いですね
    クラッチ奥のオイルシールが悪さすることもあるそうですよ

    オイルやっぱり高くなってますか?私が買ったときは在庫限りで値上げするって書いてました
    まだまだ安いですけどね

  • #2

    まつ (月曜日, 27 5月 2013 06:48)

    オイル漏れ、治っていないとショックです。ラチェットスパナが欲しいですね。この作業には。手持ちの工具では疲れました。

    シェブロン、4月頃から価格上昇したみたいです。でも確かにこの安さと高性能(SNグレード)はたまりませんね。